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ジビエ肉の栄養と、美味しく食べるレシピ

鹿肉の燻製

私の知り合いに猟師がいるので、たまにイノシシ肉を見せられることがあります。ただし普段食べ慣れない食べ物には何故か拒絶反応が出てしまうので、食べてみたい!という興味や衝動が湧いてこないのです。それは、カニについても同様です。カニの足は食べますが、カニの脳みそまでは食べたいとは思いません。それはともかくとしてここではそんな普段食べる機会の少ないシカ肉やイノシシ肉・キジ肉についてご紹介いたします。

シカ肉の栄養と効能、美味しく食べるレシピ

シカ肉にはDHAが含まれている

シカ肉は、様々な動物のお肉の中でもひときわ栄養価が高いといわれています。例えば青魚に含まれていることで有名なDHAですが、意外なことにシカ肉には含まれているのです。そんなDHAですが、中性脂肪を減少させる効果があります。

さらには貧血予防に効果のある鉄分や、脂質代謝に関係のあるビタミンB2・リノール酸・αリノレン酸・オレイン酸なども含まれています。とにかく、驚くくらいに栄養価が高いのです。

シカ肉を美味しく食べるレシピ

シカ肉を包丁で切ると真っ先に驚くのが、脂肪成分があまりにも少ないことです。とにかく赤身一色ともいえるような色合いなのです。やはりシカは走るのが早いし、弱肉強食の野生に生きる獣なので体脂肪も少なくて筋肉質なのでしょうね。

一般的にシカ肉は、焼き肉のようにして食べるのもよいし野菜と一緒に炒め物にしても美味しくいただくことができます。

イノシシ肉の栄養と効能、美味しく食べるレシピ

脂身が少ないので低カロリー

イノシシといえば、どこか田舎にドライブに行った際に牡丹鍋として食べることくらいです。普段はあまり馴染みがありません。そんなイノシシ肉ですが、意外にも女性にはうれしい低カロリーなのです。

おまけに単に低カロリーというだけでなく、豚肉と同じくらいにタンパク質も多く含まれているのです。また牛肉や豚肉以上に不飽和脂肪酸が多く含まれているので、悪玉コレステロールを減少させたり血液をサラサラにしてくれる効果も期待できるのです。

イノシシ肉を美味しく食べるレシピ

牡丹鍋などのイノシシ料理が廃れない理由には、山郷に住む方の鳥獣被害が大きな理由として挙げられます。そのため地元の猟師さんが、猟銃でイノシシを仕留めてお店に買い取ってもらうのでしょうね。とにかく田舎にドライブに行くと、牡丹鍋をしているお店に出くわすことがよくあります。

こうしたイノシシのお肉は、家畜化された牛や豚とは違って野生動物特有の獣臭があります。ただ、しっかり血抜きをすればだいじょうぶです。ただし血抜きとはいっても、現場で行う血抜きではありません。細かく切ったイノシシ肉を塩でもみながらよく水洗いするのです。さらにお湯で茹でながら、臭みや脂を洗い流すのです。あとはもつ煮込みと同様に牡丹鍋にして食べるのがオススメです。

キジ肉の栄養と効能、美味しく食べるレシピ

脂肪分が少なく低カロリー

キジは、アジアが原産の鳥で日本の国鳥にも指定されています。そんなキジ肉に含まれている栄養素ですが、代表的な栄養素としてはビタミンB2やB6・鉄分などが挙げられます。具体的な効果としては、細胞の再生を促進する働きや皮膚を丈夫にする働きがあります。

また鉄分は、貧血改善や貧血予防に効果があります。もちろんその他にも、疲労回復に役立つビタミンB1やビタミンC・ビタミンEさらには、カルシウムやリン・マグネシウム・カリウムといったミネラル成分も多く含んでいます。そういう意味では、栄養価の高いお肉だということができるのではないでしょうか。

キジ肉を美味しく食べるレシピ

キジ肉とはいっても、知り合いに猟師さんでもいない限りは滅多に食べる機会はありません。ただし養殖も行われています。そんなキジ肉を美味しく食べる料理レシピですが、鶏肉と同様に様々な料理に応用することができます。まあ普通の鶏肉よりも歯ごたえがあるので、地鶏を食べるような感覚に近いのではないでしょうか。

具体的な料理方法としては、鶏肉と同様にキジのスープはいろんな料理のだし汁として活用することができます。また料理については、キジしゃぶやキジ鍋・キジの焼き肉など鶏肉と料理方法もほとんど変わりません。しかもお肉自体は、鶏肉よりも濃い味で上品な甘みもあります。

まとめ

シカやイノシシ・キジといった普段食べる機会の少ない野生獣のお肉の栄養価や料理方法についてご紹介いたしました。こうした野生獣は、家畜動物とは違った意味において栄養価が高いことが知られています。もしそんなシビエ料理を食べる機会があれば、栄養価が高い上に低カロリーなのでオススメいたします。

ここ数年でメジャーになってきた「熟成肉」についても、合わせてご覧ください!→美味しくて身体にもいい?熟成肉について