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肉と魚の栄養について考えてみた

肉と魚

近年、日本の食生活が欧米化の傾向にあります。そのため毎日食べる食事についても、魚よりも肉を食べる機会のほうが多いのではないでしょうか?しかしながらその一方では、100円で食べられる回転寿司が街の至るところに進出しているので、魚を食べる機会が増えたのも事実です。ここではそんな魚と肉のそれぞれの栄養素を分析した上で、魚や肉それぞれが持つ栄養素の重要性について検討してみたいと思います。

肉と魚はどっちが健康?

肉に含まれている栄養素

肉には、体の臓器や筋肉・血液などを構成しているタンパク質が多く含まれています。また肉に含まれている動物性タンパク質には、体内で合成できない必須アミノ酸も含まれています。そういう意味では、肉を食べることでそれらの栄養素を取り込むことができるので良いことなのです。

その代わり、肉ばかりを食べすぎてしまうと動物性脂肪を取りすぎてしまうことにも繋がるのです。しかも動物性脂肪を取りすぎると、体の中で脂肪が蓄積してしまったりコレステロール値の上昇にも繋がります。さらには腸内の悪玉菌を増やしてしまうので、腸内環境を悪化させてしまうことにもなるのです。

魚に含まれている栄養素

魚も肉と同様に、タンパク質を多く含んでいます。また魚には、EPAやDHAが豊富に含まれています。そんな魚に含まれているEPAは、血液をサラサラにしたり悪玉コレステロールを減らす働きがあります。そしてDHAについても脳の半分は脂質で作られているので、脳の活性化に役立つのです。

さらに魚の骨は、カルシウムが豊富です。そういう意味では、肉の取りすぎはよくないが魚の取りすぎは構わないのでは?ということになります。ところが、カロリーの高いイワシやアンコウ・ブリ・ウナギなどは中性脂肪の増加に繋がるのです。あるいは金目鯛やクロマグロなどを妊婦さんが取りすぎると、胎児の成長に悪影響が出ることも知られています。

肉のオススメ健康メニュー

ダイエットに効果のある肉とは?

肉を食べて痩せるとかダイエットに効果があるというのは意外な話ですね。ところがそんな肉があるのです。ちなみにそんな肉を食べてダイエットに繋がる栄養素といえば、Lカルニチンという成分です。そんなLカルニチンは、羊の肉にダントツに多く含まれているのです。

また悪玉コレステロールを減らす作用のある不飽和酸脂肪も多く含んでいるので、高血圧や生活習慣病の予防にも効果を発揮するのです。

羊の肉に次いでダイエットに効果のある牛肉

Lカルニチンをダントツに多く含んでいるのは羊の肉です。その羊の肉に次いで、Lカルニチンを多く含んでいるのは牛肉です。

またヘム鉄も多く含んでいるので、血行を促進して冷え性の改善にも効果が期待できます。そんな牛肉に次ぐヘルシーな肉といえば、豚肉です。痩せる成分・Lカルニチンは、鶏肉の約2倍含まれています。さらには疲れやストレスを緩和させるビタミンB1の含有量に関しては、トップクラスです。

魚のオススメ健康メニュー

魚からもタンパク質は摂取できる

魚も肉と同様に、タンパク質を多く含んでいる食材です。おまけに魚のタンパク質には、体の中にある要らない塩分を排出する働きもあるのです。さらにEPAには、高血圧や成人病を予防する作用もあります。

その他にも、脳の細胞を活性化させて頭をよくするDHAも含まれています。そして疲れを緩和させたり血管をお掃除してくれるタウリンも含まれています。魚に含まれている栄養素には、まだまだ沢山の栄養素があります。骨を丈夫にしてくれるカルシウムも多く含まれています。

回転寿司で魚を食べやすくなった

冒頭でも申しましたが、今日では回転寿司がどんな街でも見かけるようになりました。おまけに100円で一皿食べられるようなリーズナブルなお店が多いのもありがたいですね。一昔前であれば、寿司といえばスーパーのパックしか手が出ませんでした。

とてもお店で寿司を食べられるような時代ではありませんでした。ところが今日では、100円で手軽に寿司が食べられるのです。そんな寿司で魚を多く食べると、上述したような栄養素を手軽に摂取することも可能となるのです。

まとめ

体を構成している重要なタンパク質を含む食材・魚と肉についてそれぞれの栄養素を分析してみました。その結果、どちらにも大切な栄養素が含まれていることが分かりました。その代わり、どんな食材であっても食べすぎはよくありません。その点については、十分な注意が必要ですね。

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