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豚肉の栄養と、美味しく食べるレシピ

豚肉

牛肉は高いので、我が家では豚肉がほとんど!という方も多いのではないでしょうか?確かに生姜焼きやトンカツといえば豚肉が定番ですが、脂身が多いので牛肉のような肉本来の旨味は楽しめないかもしれませんね。例えばその最たる例がステーキです。塩と胡椒だけで味付けした牛肉ステーキというのはアリですが、豚肉のステーキというのは聞いたことがありません。ここではそんな豚肉の注目すべき栄養価やレシピについてご紹介いたします。

豚肉の栄養

豚肉は牛肉よりも栄養価が高い

牛肉は高いので、豚肉で我慢しているという方も多いでしょうね。実をいうとそんな豚肉には、牛肉よりも栄養価が高いという研究報告があるのです。それではどんな栄養素が含まれているのかといえば、ビタミンB1と動物性タンパク質です。

例えばビタミンB1は、糖質をエネルギーに変える時に必要な栄養素です。そのエネルギーが、脳や体に行き渡るのです。おまけに牛肉や鶏肉に比べると、約10倍に相当するビタミンB1が含まれているのです。そしてタンパク質も体内でアミノ酸に分解されて、筋肉や血液・皮膚・髪の毛などを形成するための材料となります。

気になる豚肉の脂身

豚肉といえば、脂身が多いので敬遠する方も多いのではないでしょうか。ところが豚肉の脂身には、オリーブオイルと同じオレイン酸が含まれているのです。そのため、過剰に摂取した悪玉コレステロールを制御する働きをしてくれるのです。

また豚肉の脂身は低カロリーな上に、コレステロール値も下げてくれるので成人病予防にも繋がるのです。従って長寿者が多いことで知られる沖縄県では、豚肉料理を食べている人が多いのです。

豚肉を食べるメリットと効能

疲労回復や美肌効果

上述したように豚肉には、ビタミンB1が牛肉の約10倍多く含まれています。このビタミンB1は、体内で糖質をエネルギーに変換する際に必要なのです。また疲労回復や倦怠感の回復にも役立ちます。従って、夏バテしやすい人には豚肉がオススメです。

さらに豚肉には、タンパク質が多く含まれています。こうしたタンパク質は、筋肉や皮膚・血液・髪の毛などを形成するためには無くてはならない栄養素です。そして豚肉のレバーには、ビタミンB3が多く含まれています。このビタミンB3も皮膚や粘膜の健康を維持したり、お肌のうるおいやハリには欠かせない栄養素です。

神経痛や冷え性予防にも効果的

高齢になるにつれて悩まされるのが神経痛です。この神経痛は、末梢神経が傷つけられることで発症します。そんな傷ついた末梢神経を修復するのに効果的な栄養素といえばビタミンB12です。幸いなことに豚肉には、ビタミンB12も多く含まれているのです。

しかもビタミンB12には、血行促進や血管の拡張作用もあるのです。そのため末端冷え性でお悩みの方にも大変効果が期待できます。そして豚肉の脂肪成分についても、コレステロールを抑制するオレイン酸が多く含まれています。なので成人病予防の効果も期待できます。

オススメ豚肉レシピはコレ!

最も人気の高い部位・肩ロース

豚肉といえば、牛肉ほど部位ごとの肉質に違いがありません。そんな豚肉ですが、やはり料理を極めると豚肉も部位ごとに料理レシピも異なってくるのです。例えば牛肉のロースに似ている部位が、肩ロースです。

この肩ロースは、トンカツや生姜焼き・カレー・シチュー・炒め物などに幅広く使われています。おまけに牛肉のロースよりも脂身が多いので、濃厚な味わいやコクを楽しむことができます。

脂肪分の少ないヒレ

豚肉といえば、脂身が多いのが大きな特徴です。ところが豚肉の中でもヒレは、ロースの内側に相当する部分で脂身が少なくてヘルシーです。その代わり1頭当たり1㎏程度しか取れないので、非常に希少な部位でもあるのです。そんなヒレは、ヒレカツに代表されるように油で揚げる料理によく利用されます。串カツなどにもヒレは適しています。

それからベーコンなどに代表される豚バラですが、あばら骨についている肉です。豚肉といえば、この部位を連想する方も多いのではないでしょうか。この部位は、ベーコン炒めやラーメンの具材でもある角煮・チャーシューなどに利用すると美味しくいただくことができます。

まとめ

豚肉は、意外にも体にはよい栄養素が豊富に含まれています。そのため100歳以上の長寿者が1週間に3日以上食べている食材の1位は、何と豚肉なのです。ちなみに2位は、豆腐で3位は鶏肉です。あまりにも意外な話ですが、何せ健康には大変良いので長生きをしたいのであれば豚肉料理がオススメです。

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