Blog

赤身肉を食べるメリットと栄養・効能について

赤身の肉

赤身肉とは、文字通り赤い色をしたお肉のことをいいます。それではどうして赤いのかというと、脂肪や筋の部分を含まない筋肉組織の部分だけをパックにしているからです。こうした一般的にいう赤身肉というのは、牛肉や豚肉の赤身部分を指しており鶏肉は赤身肉とはいいません。しかも、赤身肉を食べてダイエットを!といった話も聞いたことがあります。ここではそんな赤身肉に含まれている栄養成分や効能についてご紹介いたします。

健康に良い?赤身肉のメリット

霜降り肉よりも赤身肉

牛肉といえば、何といっても霜降り牛肉が美味しいのは言うまでもありません。ちょうど赤身牛肉にサシが入ることで、コーヒーにクリープを入れたのと同じ効果があります。またサシが口の中で蕩ける感覚もいいですね。

ところが健康の面から考えると、霜降り牛肉よりも赤身肉を食べたほうがタンパク質が豊富に含まれているのでよいのです。それに、なかにはサシの多いお肉や脂が苦手な方もいますよね。

ただ、サシの入っていない赤身牛肉は、若干硬いこともあります。そんな場合は、あらかじめ赤身肉に包丁を入れて柔らかくする工夫も必要です。

赤身肉のオススメの部位

赤身肉のオススメの部位ですが、例えば牛肉であれば牛モモステーキ用のお肉や焼き肉用のお肉です。この牛モモは、脂身が少なくステーキ用や焼き肉用に厚切りにカットされているので栄養価が高いというだけでなく美味しいのです。

一方豚肉であれば、豚のヒレ肉は脂身が少ない上にキメが細かくて柔らかいのです。また豚のモモ肉も赤身肉の代表的な部位に相当します。こうした赤身肉には、ダイエットにも繋がる栄養素が豊富に含まれています。

赤身肉の栄養と効能

ダイエット効果もある赤身肉

赤身肉には、タンパク質やLカルニチン・鉄分などが多く含まれています。これらの栄養素は、ダイエットには大変効果があります。例えばタンパク質は、筋肉の材料となります。もしタンパク質が不足すると、筋肉からタンパク質を補おうとするので筋肉量が減ってしまうのです。そうなると基礎代謝も落ちてしまい、痩せにくい体となります。

そしてLカルニチンは、脂肪の燃焼を促進する働きがあります。また鉄分も赤身肉には多く含まれており、血中のヘモグロビンが増えるので血の流れや勢いがよくなります。そうなると酸素や栄養素が全身に行き渡りやすくなるので、貧血症の予防やむくみの改善、基礎代謝の増進にも繋がります。

赤身肉は低カロリー

赤身肉は、牛肉も豚肉も両方とも脂肪分の入ったお肉よりも低カロリーです。例えば牛肉のバラ肉は100g当たり約500kcalなのに対して、赤身のモモ肉は約250kcalです。一方豚肉の場合も、バラ肉が約400kcalであるのに対して赤身のモモ肉は約200kcalになります。

こうしたデーターからも赤身肉は、牛肉と豚肉どちらも低カロリーであるのは明らかです。脂肪燃焼効果のあるLカルニチンについても赤身肉のほうが多く含まれています。しかも脂肪燃焼効果のあるLカルニチンは、赤身肉以外にはほとんど含まれていません。なので赤身肉かサプリメントで補うしかないのです。

オススメの赤身肉レシピはコレ!

赤身肉は肉質がやや硬め

牛肉や豚肉のモモ肉といえば、赤身肉の代表的な部位になります。こうした赤身肉は、脂身が少ない上に栄養価も高いといいます。その代わり、肉質がやや硬いのが難点なのです。そのためスーパーでは、薄切りにしてしゃぶしゃぶやすき焼き用として売られていることがよくあります。

ただし例え薄切りにしなくても、柔らかくする方法があるのです。それは、すりおろした玉ねぎに漬け込んでおくのです。そうすることで玉ねぎに含まれているプロテアーゼと呼ばれる成分が、お肉の組織やタンパク質を分解してくれるのです。その後はすりおろし玉ねぎもお肉と一緒に料理すると、玉ねぎの甘味成分が出るので美味しい焼き肉用のソースになります。

シンプルな牛肉のたたき

赤身牛肉の表面の四面全部をフライパンで軽く焼き上げて、殺菌消毒をします。その後は、薄くスライスするときれいなピンク色のたたきの出来上がりです。あとはワサビ醤油やポン酢をかけると、美味しくいただくことができます。

一方豚肉ですが、寄生虫がいるので牛肉のたたきのように生で食べるのは厳禁です。その代わり野菜炒めや回鍋肉・チンジャオロースにして食べると栄養価が高い上に美味しくいただくことができます。またクックドゥーなどの市販調味料を使えば、男性でも手軽に一流の味付けが可能です。

まとめ

今回ご紹介したように赤身肉には脂肪燃焼効果の高いLカルニチンが含まれていたり、鉄分も含まれているので積極的に食べることをオススメいたします。またダイエット効果だけでなく、女性に多い貧血や冷え性予防にも効果があります。

焼き肉では定番の「ホルモン」について、詳しくはこちら!→実は栄養豊富:ホルモンの栄養とメリット